求職活動を終え、やっとの想いで希望してた企業に内定が決まり喜んでいたのも束の間
いざ入社してみたら、自分がイメージしていた会社と雰囲気が違うと思ったことはありませんか?
良い意味で違うのなら構わないのですが、求人情報や面接では知りえなかった残業時間や休日出勤、度重なる上司からのパワハラ。
いわゆる転職先が『ブラック会社』だったパターン・・・(;・∀・)
結論から言うと勤めている会社がブラック企業だと判断した時点でその会社には長くはいない方が良いです。
僕は長らくそういう会社に勤めていましたが身体も精神も自分の時間までもが食い潰されていきました。
しかし、求職中どれだけ気をつけても短期間でのリサーチや採用面接だけでは、その会社がブラックかどうか判別するのは難しいと思います。
そこで今回はもしブラック企業に入社してしまったら…をテーマに、これまで僕がブラック企業に入社して退職するまでに感じたこと。
考えたことや起こした行動をお伝えしていきます。
この記事を読めばブラック企業に入社してもあなたが今まで頑張ってきた労力と時間、度重なるストレスが退職後には報われるはずです(^^)
・ブラック企業に入社してしまった人
・転職先を考えている人
・金銭面で悩まずに退職したい人
あるイタリアンカフェでのお話
当初ぼくは飲食業界での社畜扱いに嫌気がさし、まともな企業はないものか探していました。
自分が理想とするパーフェクトなホワイト企業を見つけるのは難しいにしてもここだけはホワイトであってほしいという基準がありました。
毎週決まった定休日がある・・人手不足に陥ったとしても定休日があることによって週一回は必ず休める。
自分がやりたい仕事が出来る環境・・やりたくない仕事はモチベが下がります。
人間関係が良好な職場・・・ある意味、最も重要視していました。パワハラ、精神的苦痛は嫌でした。
この3つだけは抑えておきたい条件だったのです。
そんなときに個人で運営しているイタリアンカフェの面接を受けました。
その店のオーナーは60代くらいのおじさんで、ニコニコしながらこう言いました。
『いや~アニキくんから入社希望の電話がきた時にすごく優しそうな話し方だったから、ぜひ面接をしょうと思ったんだよ!』と・・。
上記の会話は一見、ごく普通の会話もしくは自分のことを褒めて頂いていると思う方が殆どだと思います。
しかし、この会話にはすでにブラック会社の予兆が含まれているのです(=゚ω゚)ノ
長年ブラック会社を経営している社長にとって優しそうな人間は非常に扱いやすく・自分の言う事を聞くコマになります。
優しい人は僕も大好きですが『優しさ』によってやる必要のない仕事を任されたり、休憩がとれず自分だけ損をしたりします。
良くも悪くも影響されるので、ここぞという時は気持ちを鬼にして会社に接する事も重要だと思っています。
イタリアンカフェでの面接が進み、その会社に入社。
ここだけは自分の希望として抑えておきたい条件は3つとも本当にクリアしている職場でした。
毎週決まった定休日があり、接客の仕事も任されたが基本はコックの仕事中心、みな性格の良い優しいスタッフ。
勤務時間こそ①9時~19時30分②12時~22時の交替制でしたが何せ人間関係でストレスがないことがどれほど素晴らしいかを改めて感じました。
『あぁ~本当にこの会社に就職出来て良かった~』と心の底から思いました。
しかし、働いているうちにおかしな風景や言葉を聞くことになっていきます。
大きな大きな落とし穴
入社して最初の3週間、僕はアルバイトとして時間給で働きその後、正社員として雇用されました。
そんなある日の朝、店長さんから『アニキさん、社長が店に来たらユニフォームのキャップを外して大きな声であいさつして下さい』
とても険しい顔でそう伝えられました。
店の扉が開き社長が現れます。
その瞬間、スタッフはまるで軍隊のように小走りで社長の前に並ぶと大きな声であいさつをしていきました。
な・・なんなんコレ・・・
動揺しながらも自分も同じように振る舞います。
すると面接ではあんなにニコニコしていた社長が仏頂面でこう言い放ちます。
『売上低いなぁぁっ!全員でバンバン営業かけろよ!!』と・・。
当時の店長はしきりに『すいません!すいません!』と必死に謝っていました。それを目の当たりにした僕は
ん?・・営業?・・何それ? 聞いてませんけど・・
心の中で思いました。
後々、店長さんから話を聞くとお店の仕事(接客・調理)の他に休憩時間や休日を使い各地域の企業や個人宅に営業周りをしないといけないと言われました。
職場に営業ノートなるものがあり、いつ誰がどこの企業へ営業に出向いたかを書く項目がありました。
毎朝それを社長がチェックするというのです。
定期的に営業に出向きノートに書き記さなければ社長から名指しで怒号が飛んできます。
信じられないかもしれませんが本当にあった話です(笑)
僕が入社した会社は、傲慢なパワハラ社長のいるブラック企業だったのです。
お粗末な雇用契約書
正社員になり事務から雇用契約書が届きました。
そこには具体的な数字はあまり書かれていなくザックリとしたものでした。
労働条件通知書や就業規則という書類も本来は入社した際に雇用される側が目を通して確認すると思うのですがその書類すらもなかったのです。
不信に思った僕は雇用契約書を本社に返却する前にコピーをとりました。
ブラック企業に入社してしまった後にまずやるべき重要なことは
会社の入社書類は全てコピーをとっておく事です。
スマホで写メをとっておくのでも構いません。
とにかく記録を残すことが、あとあと本当に大事になってきます。
周りの目が気になるようなら離れた場所で自分の手元にあるうち記録しておきましょう。
もし入社後に契約書類をコピーし損ねた方がいても不安にならないで下さい。
続いては上記のことをやり損ねた場合に役立つお話をしていきます。
タイムカードが全て
会社の勤務時間を記録するものがタイムカードです。
しかし会社によっては15分前出勤や就業規則に比べ休憩時間が短い、いわゆる暗黙の了解による職場での決め事はありませんか?
僕が働いていたイタリアンカフェの労働条件には、
勤務時間 ①9時~19時30分 ②12時~22時の交替制で休憩2時間 残業は月平均で25時間とハローワークの求人票に書いてありました。
下記は実際に社長や上司から指示または暗黙の了解で決められていた職場の労働時間です。
勤務時間 ①8時~23時 ②10時~23時 (週4で①) 休憩1時間
残業は月平均110時間
休日は月4~6日!!
どう考えてもブラックですよね?
残業時間が過労死ラインを飛び越えてます( ;∀;)
しかも毎月の給料の残業代は25時間程度しか支払われていませんでした(残業代未払い)
しかし当時の店長さんは常に僕の体調を気遣ってくれたり、スタッフも性格の良い方が多い職場だったので
体力面では大変でしたが、早々に条件の良い就職先も見つからなかったので頑張って続けていました。
そんな僕ですがタイムカードだけは忘れずに毎日打刻し、記入漏れがあるときはボールペンで正確な時間を書き記していました。
僕は月末になると退勤する時間にタイムカードをスマホで撮影し全て記録していました。
ブラック企業の中にはタイムカードが雑に扱われていたり、酷いところだと『社員なんだから押す必要ねえよ!』という上司もいたりします ⇦ 本当にあった怖い話(=゚ω゚)ノ
もし、タイムカードが押せない状態だとしても自分のノートやメモ紙、スマホでも構わないので毎日の記録は必ずとっておいてください。
そしてそれはブラック企業を退職したあと残業代を請求する際に未払い分を受け取るための証拠となります。
さらに退社後ハローワークで求職活動するときに、上記のような残業時間が過労死ラインを超えて条件を満たしている場合は失業保険の特定受給資格者に該当します。
これは通常の失業保険と違い、失業給付金の期間を何ヵ月も待たずして受け取れる制度です(条件によっては一般の失業給付金の倍以上の給付金が入ります)
このような制度を利用すれば、退職を決意したとしても金銭的な不安を感じずに済むはずです(^^)
転職・退職の準備を!
ブラック企業に入社してしまったら、書類関連・タイムカードのコピーといつでも退職できるように転職の準備をしておきましょう。
転職エージェントはヒューレックス
ヒューレックスは地域最大級の求人情報が掲載されている転職エージェントです。
専属のコンサルタントが完全無料で転職を支援をしてくれるので求職から入社後まで安心して転職先を見つけられます。
また他社にはない非公開求人も多数とり揃えているのも魅力です。
主にサービス(営業・経理・人事・総務・システムエンジニア)
技術系(建築・土木・電気・機械)の分野に強い転職エージェントです。
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就業支援を行うキャリアカウンセラーが内定獲得まで無料で就業サポートを行ってくれます。
ブラック企業を徹底的に排除:離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態など厳しい基準をクリアした企業のみ紹介してくれるので安心です。
あとがき
いかかでしたか?
ブラック企業と言ってもいろんなパターンや特徴がある事が分かったと思います。
今回お話したことは今からでも遅くはないので少しずつ実践してみてくださいね!
事前に対策さえしておけば、あなたが転職・退職する際に大きなメリットになっているはずです(^^)/