職場で嫌な事を言われた経験ありませんか?
いつも偉そうにしている上司や我の強いおつぼねさま。
何かと目の敵にしてくる同寮など・・・。
つい相手の勢いに押されて返す言葉につまったり、取り敢えずその場を和ませようと遠慮してしまうこともあると思います。
しかし、自分ばかりが我慢を重ねてしまうと次第にストレスが溜まり仕事も捗らず精神衛生上も良くないのです。
そんな時は言われた事に対して少しずつ反撃していきましょう!
今回は書籍『マンガ版 言い返す技術』をレビューするとともに、実際に読んでみて仕事でも使えそうな言い返すテクニックを紹介したいと思います(^^)
マンガ版『言い返す技術』著 ゆうきゆう マンガ Jam
・職場で嫌味を言われた事がある
・人の心理と言い返すテクニックを勉強したい
・マンガのように楽しみながら本を読みたい
我慢は良くない
僕がサラリーマンの頃は温厚でなるべく波風立てないように仕事をするタイプの人間でした。
職場でもキレた事は一度もなく嫌味を言われても、滅多に反論したりもしませんでした。
いわゆる『良い人』ってやつです。
じゃあ内心はどうかというと、言われた内容がめちゃくちゃ気になるし時間が経ってもイライラした経験があります。
自分ではその場で上手く振舞ったつもりでも後からまた同じように、悪口を言う人はわいてきます。
何故そのような事が起きてしまうのでしょう?
自分はいい人、優しい人でいるつもりでも周囲の人間はこう思っています。
あの人みたいに悪口を言われたくない・・・。
つまり抵抗しないままでいると言い返さない人は、周りにも魅力的じゃないと思われてしまうのです。
誹謗中傷を言ってくる相手だけならまだしも周囲も評価していると思うと尚更言われっぱなしはリスクがある事が分かると思います。
ではどのような考えをもって言い返せば良いのか?
そのコツを順を追って見ていきましょう。
動揺してはいけない!心を守る方法
他人から嫌味を言われた時に最もしてはいけないのが動揺を相手に悟らせてしまう事です。
人が言い返せずに困ってる反応を見たいがために彼らは嫌がらせをしてきます。
個人的に、この人たち暇なのかなぁと思った事もあります(笑)
人は望んでいる結果が出ると喜びます。
つまり言葉で攻撃を受けている時は最低限、下を向いたりその場をすぐ去ることはやめて落ち着いている反応を見せます。
すると相手はつまらないと感じます。
そうは言っても急に言い寄って来られると頭が真っ白になりますよね?
僕の経験談ですが、最初は仕方ないと思います。
ですから考え方だけ切り替えて相手を研究するつもりで向き合うと良いと思います。
そして一番のポイントは嫌味を言われたとしても、その内容を認めない事です。
例えば『Aさんは仕事遅いよね』と言われたとしても、あくまで相手が主観で話しているだけ。
十人十色の感性があるわけですから、そう言ってくる人が何人いようと気にする必要はありません。
どうしても気になる場合は、あの人は遅いと言ってくるけど丁寧さは自分の方が上。
あの人の香水は臭いな~。自分は匂わないから上。
相手と比べて小さな勝ちを増やし続けることを考えることが大切です。
きつい言葉をかわすテクニック
高圧的な態度で相手がまくしたててきたら、ペースを崩すようにゆっくりと話すことが大事です。
こちらも早口でしゃべってしまうと、火に油を注ぎさらに相手は過熱してしまいます。
また興奮した相手には黙り込まずに即座にリアクションを返しましょう。
『ちゃんと話を聞いてますよ』アピールをして勢いを止めます。
どうしても自分に非があって責め立てられる場合にも完全に負け崩れてはいけません。
自分のミスは認めつつも平然とした態度を見せましょう。
そうすることによって、追及しづらくなります。
実は可哀そう?悪口を言う人の心理
心理学に投影という言葉があります。
これは無意識で相手は自分と同じ思考をしていると考えてしまうものです。
例えばあなたを傷つけようと言い放った悪口は、言った本人が無意識に抱えていてる不満。
つまり自分が言われたら最も傷つく言葉(急所)を示しているのです。
この考え方を知るだけでも『なるほど・・この人はこういう事を言われるのが苦手なんだなぁ』と相手の弱点を握ることができ、同時に哀れみの感情さえ出てきませんか?
また、意地悪な人は生まれつき気が強いわけでも自信過剰なわけでもありません。
わざと威張って自分の力を示して仲間をつくろうという心理がはたらいています。
周りに強そうに見せて、自分の価値を再確認したいという欲求があるようです。
言い換えてしまえば、自分への自信のなさを表しているともとれます。
ここまでくると何を言われようが気にならなくなってきますよね(笑)
反撃はさりげなく質問攻め
我が強い人に正面から言い返すと余計にしつこく迫ってきますよね?
かといって黙ってしまうのは後にストレスを抱えるため一番よくありません。
そんな時はさりげなく反撃することがオススメです。
例えば故意にあなたのミスを指摘する同僚がいたとします。
そんな時は自分のミスを軽く認めてから相手の痛い所を質問形式で伝えてみるのです。
同僚にハッキリと悪い所を伝えて口論するよりも相手に嫌な記憶を植え付ける方があなたにしつこく嫌味をいうことが少なくなっていきます。
これは強化といい、ある行動によって嫌な思いをした際に同じ事がしづらくなる心理です。
さらに嫌味な一言には『え、どういう意味ですか?』と聞いてやりましょう。
この質問をするだけで相手は発言した手前、その言葉を説明しなきゃいけなくなります。
仮に説明しようとすればあなたに対してハッキリとした悪口を今一度言わなくてはなりません。
その勇気がないから、ぼかしてわざわざ嫌味を言うわけですね。
すかさず、こちらも言ってやりましょう。
『ごめんなさい!ちょっと分からないので教えてください』
相手は次第に面倒くさくなり根を上げるはずです(笑)
読み終えて
イラスト付きだったので、読む前は内容もザックリしているのかなぁと思いました。
実際は精神科の先生が心理学に基づいて書いてるので、かなり専門性の高い本です。
個人的には実体験の部分がもう少しピックアップされていれば読み手は分かりやすいと思いました。
マンガの猫ちゃんのイラストが可愛く描かれているので、楽しみながら読めました!
かなりクセがつよいキャラクターで面白かったです(笑)
この記事以外にもたくさん言い返すためのパターンやテクニックが盛り込んでいるので、気になる方は是非読んでみてくださいね(^^)/